1. 事例概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施工分類 | こども園(児童福祉施設) |
| 物件所在地 | 富山県富山市大沢野 |
| 建物種別・用途 | 児童発達支援及び放課後等デイサービス事業所 |
| 延床面積 | 275㎡ |
| 階数・構造 | 2階建て |
| 完成時期 | 2023年2月(令和5年2月) |
| サムネイル | 外観 |
※ 表札・車両ナンバー・施設利用者(園児・お子さま)が写り込む写真・住所が特定される情報は掲載しておりません。
2. この事例の見どころ


児童発達支援および放課後等デイサービス事業所としての新築案件です。プレイルームには室内滑り台とボルダリングを組み込み、お子さまが屋内でも体を動かして遊べる遊戯空間を設計しました。プレイルーム全体は無柱の大空間として計画し、視界を遮る柱がない伸びやかな広がりを確保しています。さらに、廊下の吹き抜け部分にはハイサイドライト(高所側窓)を設け、上方から安定した自然光を建物内へと取り込みました。職員室は運動スペース側に配置し、お子さまの様子を常に視認できる動線としています。「子どもが体を動かして遊べる豊かさ」と「職員が安心して見守れる運営性」を、新築ならではの計画自由度で同時に実現した事例です。
3. 改修前の課題と、発注者からのご要望
児童発達支援および放課後等デイサービスを新たに運営するための事業所新築案件として、お子さまの遊び・学び・身体活動を支える空間と、職員が日常的に運営・見守りを行いやすい設計の両立が求められました。本プロジェクトでは以下のような方向性を共有しながら、新築計画を進めました。
- 室内でも体を動かして遊べる遊戯空間を確保したい
- プレイルームを柱の少ない伸びやかな大空間として設計したい
- 廊下や室内に自然光が安定して入る採光計画を組み込みたい
- お子さまの様子を職員が見守りやすい動線・配置にしたい
4. ご提案と施工のこだわり
4-1. 室内滑り台とボルダリングを組み込んだプレイルーム


プレイルームには室内滑り台とボルダリングを計画しました。屋外活動が制限される雨天時や冬季にも、お子さまが屋内で体を動かす機会を確保できる遊戯設備です。富山県は冬季に積雪と冷え込みが続く期間が長く、屋外での活動時間が限られる時期があります。室内に常設の遊具を組み込むことで、季節や天候に左右されずに身体活動を支える環境を整えました。
4-2. プレイルームを無柱で構成する大空間計画

プレイルーム全体は無柱(柱のない)大空間として計画しました。一般的な建築では一定間隔で柱を配置するため、室内に視界を遮る要素が生じます。プレイルームを無柱とすることで、空間に伸びやかな広がりが生まれ、室内滑り台やボルダリングといった遊具の配置自由度も高まります。さらに、無柱空間は子どもの動線上の安全性にも寄与します。柱への衝突リスクが低減され、走り回る・遊具を行き来するといった行動を伸び伸びと行える環境となります。
4-3. 廊下吹き抜け+ハイサイドライトによる自然採光

廊下部分には吹き抜けを設け、高所側にハイサイドライトを組み合わせる設計としました。ハイサイドライトとは、壁の高い位置に設けられた窓を指し、上方から自然光を取り込む採光手法として一般的に用いられています。床に近い窓と異なり、プライバシーを保ちながら安定した光量を確保しやすい点が特徴です。建物の中央部に位置することの多い廊下は、自然光が届きにくくなりがちな空間ですが、本案件では吹き抜けとハイサイドライトの組み合わせによって、日中の照明依存を抑える明るい廊下空間を計画しました。
4-4. 職員室を運動スペース側に配置した見守り動線
職員室を運動スペース側に配置することで、職員が日常業務に従事しながらもお子さまの様子を視認できる動線としました。福祉施設運営では、見守りのための「常設の視界」を建物の配置段階で設計しておくことが、運営後の職員負荷と安全性の双方を左右します。本案件では新築のため、配置の自由度を活かして見守り動線を計画されています。
5. 主な素材・設備
| 部位 | 仕様 |
|---|---|
| 構造 | 2階建て/新築 |
| プレイルーム | 無柱の大空間/室内滑り台・ボルダリングを設置 |
| 廊下・採光 | 吹き抜け+ハイサイドライト(高所側窓)による自然採光 |
| 配置計画 | 職員室を運動スペース側に配置(見守り動線) |
※ 詳細な素材・設備の追加情報はお預かり中のため、確認後に追記いたします。
6. 完成後の使われ方

- 天候を問わない身体活動:室内滑り台・ボルダリングが、雨天時や積雪期にも屋内での運動機会を確保する。
- 柱のない伸びやかな遊戯空間:無柱の大空間が、視界の広がりと遊具配置の自由度をもたらし、お子さまが安全に走り回れる環境を支える。
- 明るく開かれた廊下:吹き抜けとハイサイドライトの組み合わせが、建物内側にも自然光を届け、照明に頼らない日中の明るさを実現する。
- 見守りやすい運営動線:職員室と運動スペースを近接配置することで、職員の業務とお子さまの安全確認を両立できる。
※ 竣工写真は施工事例ギャラリーに掲載しています。
7. 発注者の声
本案件では、発注者さまからのコメント掲載はございません。
8. 富山県内で児童福祉施設・法人建築の新築をお考えの方へ
児童発達支援や放課後等デイサービスといった福祉施設の新築では、お子さまの活動を支える空間設計と、職員が運営しやすい動線設計の両立が問われます。本案件のように無柱大空間で遊戯機能を確保したり、ハイサイドライトで自然採光を取り入れたりといった工夫は、新築だからこそ計画段階から組み込める設計上の選択肢です。
中邑工務店は、富山県富山市八尾町を拠点に昭和45年(1970年)から法人建築・住宅・古民家再生を手がけてきました。児童福祉施設・介護施設・事務所・店舗・寮など多様な法人建築に対応しており、配置計画・構造計画・採光計画・遊戯空間の設計まで、運営方針に応じてご相談いただけます。新築・増改築の双方の経験を活かし、施設の用途と運営に即した提案をご用意します。
- 対応エリア:富山市を中心とした富山県内
- 対応領域:法人建築(児童福祉施設・介護施設・事務所・店舗・寮等)/古民家再生/注文住宅/リフォーム
事例スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施工分類 | こども園(児童福祉施設)/新築 |
| 施工範囲 | 新築一式(2階建て・無柱大空間・吹き抜け+ハイサイドライト・室内遊具設置) |
| 建物種別・用途 | 児童発達支援及び放課後等デイサービス事業所 |
| 延床面積 | 275㎡ |
| 階数・構造 | 2階建て |
| 所在地 | 富山県富山市大沢野 |
| 完成時期 | 2023年2月(令和5年2月) |
| 主要テーマ | 室内滑り台・ボルダリング/プレイルームの無柱大空間/廊下吹き抜け+ハイサイドライトの自然採光/職員室を運動スペース側に配置した見守り動線 |
