1. 事例概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施工分類 | こども園(児童福祉施設) |
| 物件所在地 | 富山県射水市黒河 |
| 建物種別・用途 | 児童発達支援及び放課後等デイサービス事業所 |
| 延床面積 | 200㎡ |
| 階数・構造 | 木造2階建て |
| 完成時期 | 2019年12月(令和元年12月) |
| サムネイル | 外観 |
※ 表札・車両ナンバー・施設利用者(園児・お子さま)が写り込む写真・住所が特定される情報は掲載しておりません。
2. この事例の見どころ

児童発達支援および放課後等デイサービス事業所として運営される木造2階建ての増築事例です。屋外の運動スペースは職員室から常に見渡せる配置とし、利用するお子さまの安全を見守りやすい動線計画としました。さらに、運動スペースを道路から離れた建物正面側に配置することで、交通リスクと外部からの視認性に配慮しています。外観では丸みを持たせた窓を採用し、お子さまが日々通う場として親しみやすい表情に仕立てました。室内は中廊下型のプランで両側に居室を配置し、両側からの採光を確保。バリアフリー化と車椅子対応を組み合わせ、多様な発達段階・身体特性のお子さまが安心して過ごせる環境です。
3. 改修前の課題と、発注者からのご要望
児童発達支援および放課後等デイサービスを運営する事業所として、お子さまが日常的に過ごす空間に必要な「安全性」「動きやすさ」「明るさ」「親しみやすさ」を高い水準で満たすことが求められる案件でした。本プロジェクトでは以下のような方向性を共有しながら、増築計画を進めました。
- お子さまの安全を見守りやすい配置・動線を確保したい
- 道路からの距離やセキュリティに配慮した屋外スペース計画にしたい
- 多様な発達段階・身体特性のお子さまに対応するバリアフリー設計を取り入れたい
- 通う子どもが親しみを持てる外観にしたい
4. ご提案と施工のこだわり
4-1. 職員室から運動スペースを見守れる配置計画
児童発達支援・放課後等デイサービスの施設では、お子さまが屋外で身体を動かす時間の安全性確保が重要となります。本案件では、運動スペースを職員室から直接見渡せる位置に配置しました。職員室で日常業務に従事しながらも屋外の様子を視界に捉えられるため、見守りの空白時間が生まれにくい計画です。福祉施設では「見守りやすさ」が職員の負荷軽減と利用者の安全確保の双方に直結するため、配置段階での工夫が運営後の使い勝手を左右します。
4-2. 道路から離した運動スペースで交通リスクと外部視認性に配慮

運動スペースは道路から離れた建物正面側に計画しました。道路に隣接した位置に屋外スペースを設けると、車両の往来による事故リスクや、外部からお子さまの様子が見えやすくなる懸念が生じます。建物本体を緩衝帯のように配置することで、交通面の安全性と外部からの過度な視認性を抑える設計を両立させました。福祉施設の屋外空間では、こうした「配置による守り」が日常運営の安心感を支える基盤になります。
4-3. 丸みを持たせた窓で子どもに親しみやすい外観
外観では窓に丸みを持たせる形状を採用しました。直線で構成された建物に対して曲線の窓は視覚的なやわらかさを生み、お子さまが「通うのが楽しい場所」と感じやすい表情をつくります。福祉施設の建築では、機能性だけでなく「通う人が前向きに過ごせる雰囲気」を外観段階から設計に織り込むことが、施設の運営価値そのものに繋がります。
4-4. 中廊下型プランによる両側採光と居室配置

室内は中廊下型のプランを基本とし、廊下の両側に居室を配置しました。中廊下の両側に居室を並べる構成では、各居室がそれぞれ外壁側に面するため、両側から自然光を取り込む採光計画が可能になります。日中の長時間を過ごすお子さまにとって、自然光が安定して入る空間は気分の落ち着きや活動のしやすさに寄与すると一般的に言われています。
4-5. バリアフリー化と車椅子対応

施設全体はバリアフリー化を施し、車椅子での移動・利用に対応する仕様としました。児童発達支援および放課後等デイサービスは、発達段階や身体特性が多様なお子さまが利用する施設であり、段差解消・廊下幅・出入口の仕様などを設計段階から整える必要があります。多様な利用者を想定したバリアフリー設計は、運営後の利用者層の広がりや、長期的な施設活用にも影響する重要な要素です。
5. 主な素材・設備
| 部位 | 仕様 |
|---|---|
| 構造 | 木造2階建て/増築 |
| 配置計画 | 運動スペースを職員室から見渡せる位置・道路から離れた建物正面側に設置 |
| 外観 | 丸みを持たせた窓 |
| 室内プラン | 中廊下型/両側居室/両側採光 |
| ユニバーサル対応 | バリアフリー化/車椅子対応 |
※ 詳細な素材・設備の追加情報はお預かり中のため、確認後に追記いたします。
6. 完成後の使われ方
- 見守りやすい施設運営:職員室から運動スペースが見える配置により、職員が日常業務と屋外見守りを両立しやすい。
- 安心して身体を動かせる屋外空間:道路から離れた位置の運動スペースが、交通リスクと外部からの過度な視認性の両面に配慮した環境を提供する。
- 親しみのある通園体験:丸みのある窓の表情が、お子さまにとって日々通うのが楽しい場所としての雰囲気を支える。
- 明るく落ち着いた室内環境:中廊下型・両側居室・両側採光のプランにより、日中の自然光が安定して各居室に届く。
- 多様な利用者に応える設計:バリアフリー化・車椅子対応により、発達段階や身体特性の異なるお子さまが等しく利用しやすい施設となる。
※ 竣工写真は施工事例ギャラリーに掲載しています。
7. 発注者の声
現在、発注者さまからのコメントをお預かりしているところです。掲載許可をいただき次第、本セクションに追記いたします。
8. 富山県内で福祉施設・児童施設の建築・増改築をお考えの方へ
児童発達支援や放課後等デイサービス、保育施設、介護施設といった福祉施設の建築では、利用者の安全と職員の運営効率を両立する設計が欠かせません。配置計画ひとつで「見守りやすさ」「事故リスクの低減」「日々の通いやすさ」が大きく変わるため、設計段階からの専門的な検討が施設運営の質を左右します。
中邑工務店は、富山県富山市八尾町を拠点に昭和45年(1970年)から法人建築・住宅・古民家再生を手がけてきました。本案件のような児童福祉施設の増築をはじめ、事務所・店舗・寮・施設など多様な法人建築に対応しています。設計段階からの配置計画、バリアフリー対応、外観意匠の検討まで、現場ごとの運営方針に応じてご相談いただけます。
- 対応エリア:富山市を中心とした富山県内(射水市を含む県内全域に対応)
- 対応領域:法人建築(児童福祉施設・介護施設・事務所・店舗・寮等)/古民家再生/注文住宅/リフォーム
事例スペック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施工分類 | こども園(児童福祉施設)/増築 |
| 施工範囲 | 木造2階建ての増築一式(配置計画・外観意匠・室内プラン・バリアフリー対応) |
| 建物種別・用途 | 児童発達支援及び放課後等デイサービス事業所 |
| 延床面積 | 200㎡ |
| 階数・構造 | 木造2階建て |
| 所在地 | 富山県射水市黒河 |
| 完成時期 | 2019年12月(令和元年12月) |
| 主要テーマ | 職員室からの見守り配置/道路から離した運動スペース/丸みのある窓/中廊下型両側採光/バリアフリー・車椅子対応 |
